スロットメーカーは業績悪化で危機的な状況に追い込まれています。

メーカーの動向

作業服を着て悩む男女

スロット機メーカーは、業界への歴史的逆風によって危機的な状況に追い込まれています。
グラフィックや演出などのクオリティは成熟したにも関わらず、パチンコを含めて機種の入れ替わりサイクルは短期化したところからも、売上を出し続けなければならない、というメーカーの苦境が伺えます。
主要スロット機メーカーの動向をまとめました。なお新台情報は2021年1月15日現在の情報です。

 

サミー(Sammy)

2020年以降の新台(5機種)
  • パチスロ〈物語〉シリーズ セカンドシーズン
  • パチスロ真・北斗無双
  • 回胴黙示録カイジ~沼~
  • パチスロ七つの大罪
  • パチスロ頭文字D

 

サミーは定期的に新台を出しているものの、2020年11月に業績悪化で希望退職者を650人募る事態に陥っています。
今後は人員削減の影響で新台が出るペースが落ちてくるかもしれません。
6号機以降では2019年11月に登場したパチスロ北斗の拳 天昇が一定の人気を集めているものの、4号機・5号機時代の勢いは完全に失ってしまいました。

大都技研

2020年以降の新台(3機種)
  • いろはに愛姫
  • 押忍!サラリーマン番長2
  • 吉宗3

 

大都技研は6号機になってからHEY!鏡、Re:ゼロから始める異世界生活などヒット機種を多数輩出した実績を持ちます。
2020年以降もいろはに愛姫、吉宗3が高い評価を得ていて、今もっとも勢いのあるスロット機メーカーだと評価できます。

 

ただし、新筐体「GRANMOVE」を導入したサラ番2の評価はイマイチで、人気の6号機もホールでは空席が目立つ状況です。
好調と言い切れない面もありますが、6号機の中では他メーカーをリードしている存在です。
規制緩和がない限り、6号機時代も存在感のあるメーカーとして君臨し続けるでしょう。

 

ユニバーサルエンターテインメント

2020年以降の新台(4機種)
  • SLOTバジリスク~甲賀忍法帖~絆2
  • サンダーVライトニング
  • 沖ドキ!2-30
  • アナターのオット!?はーです

 

バジリスク絆を6号機仕様に適合させた点は評価できますが、同社の看板機種であったGODシリーズは緩い路線に変更しました。
あえてGODやハーデスの名称を使わなかったのは、夢のあるスロットとして築いたブランド力を6号機のルールで損ないたくなかったからかもしれません。
厳しい6号機基準に諦めている様子で、大きな規制緩和がない限りは力を入れた新台を開発しないかもしれません。

 

山佐

2020年以降の新台(4機種)
  • パチスロケロット4
  • パチスロモンキーターンIV
  • パチスロ学園黙示録ハイスクール・オブ・ザ・デッド ゴールド

 

山佐は2019年7月に新筐体「バトルスクリーン阿修羅」を導入した鉄拳4を導入。2020年には同筐体を使ったモンキーターンを発売しました。
当初は一定の話題を集めるなど新筐体は高い評価を得ているものの、既にユーザー離れが進んでいる印象です。
メーカー・ホールもコストに見合った回収に苦戦している様子で、筐体・演出だけでは人気にならないことを証明する形になりました。

 

メーカーの打つ手はなし?

スロットを打つ男性のモノクロ画像

サミーの業績悪化を筆頭に、スロットメーカーは厳しい状況に追い込まれています。
根本的にスロットホールの減少と新台入替の頻度が減るなど市場全体が縮小しているため、メーカーとしては魅力的な機種の開発だけでは業績を戻せないのが実情です。
人気シリーズの6号機仕様が一通り出揃ったため、当面は各メーカーでコストをかけない運営へシフトしていくのではないでしょうか?

 

主要メーカーの開発技術は成熟していますので、規制緩和など外部環境の変化さえあれば名機になり得る機種が続々と登場するかもしれません。
ホール以上にメーカーは打開策がなく、今は辛抱を続ける時期だと言えそうです。