スロット全盛期とも言える4号機時代は規制強化によって終わりを迎えました。

規制の理由と内容

ルールと書かれたオブジェクト

スロットは何度も規制を繰り返していますが、結果的に大量獲得可能な機種を販売できる状況が5号機まで続いていました。
規制を敷く目的は、ギャンブル性・射倖性を下げるによって借金やギャンブル依存症で苦しむ方を減らすことです。
しかし、従来の規制は盲点を突くことや拡大解釈をすることで、ギャンブル性の低下に対する影響は限定的に留めることができていました。

 

4号機から5号機へと移行する規制強化が事実上の失敗に終わったため、現行の6号機では抜け道のない厳しい内容になっています。
4号機や5号機の時代からスロットをやっている方たちの感覚からすると、6号機は大量獲得はできないくせに負ける負けるときはしっかり負ける、と感じている方も多いのではないでしょうか?1日単位の勝率が4号機・5号機より低下していると感じている方は確実に多いかと思います。
ここでは、スロットの規制に関して気になるポイントを深く掘り下げながら、規制の理由と内容をまとめました。

 

4号機から5号機への変化

スロットは4号機時代に全盛期を迎え、都合の良い拡大解釈によって最大711枚の大量獲得や高確率状態・1G連を可能にする機種が普及します。
その後は初代北斗の拳などCタイプと呼ばれる機種が大ヒットを遂げ、1回に数千枚のメダルを短時間で獲得。さらに数千枚単位の連チャンを繰り返して1日で万枚を出せる機種が引き続き人気を集めていました。
このようにして4号機時代に高まりすぎた射倖性を抑制するべく、5号機では以下の新規制が敷かれています。

 

  1. リプレイはずし、大量獲得機、高純増AT機、ストック機の禁止
  2. 短期、中期での出玉率を制限
  3. 天井時の即ボーナス放出の禁止

 

このほかにも細かい規制強化を多数繰り返した結果、5号機の初期に登場した機種は見るも無残な低スペック機ばかりになりました。
2005年に5号機が導入され続々と4号機の人気機種が撤去されていくと、スロット店は軒並み閑散とした状況に追い込まれます。
5号機導入から僅か2年後の2007年、大幅な売上減少に陥ったことから日本電動式遊技機協同組合(日電協)は警視庁へ21項目の規制緩和を要望。結果的に9項目の緩和が認められました。

 

その結果、メダルが増えるスピードは遅いもののATやARTが継続して1撃万枚を出せるAT機・ART機が作れるようになります。
さらに5号機を代表するミリオンゴッド~神々の凱旋(2015年導入)では一撃2万枚以上も可能にするなど、結果的にまた高射倖機が蔓延する結果へとつながりました。

 

6号機の規制内容

6号機は5号機に比べて以下の規制内容が変更されています。

  • 出玉試験の内容が極端に厳しくなった
  • リアルボーナスの払い出し枚数が480→300枚に減少
  • 一撃の出玉上限を2,400枚に設定(有利区間内)
  • 最大機械割が119→115%に低下
  • 純増数の規制を撤廃

 

以下の内容から、1回に得られる最大獲得枚数が減ったことに加え、連チャンなどを含めた短期的な出玉性能が抑制されています。
ボーナスやAT時の純増数は上がっていますが、出玉試験の内容が厳しくなっているため、ボーナス後一定ゲーム数は当たりにくいなど区間によってボーナス成立確率が変化する内容となっています。
初心者でも手軽に楽しめるようにすることが規制の目的ですが、結果としてユーザーからは軒並み不評としか言えないのが6号機の現実です。

 

6.1号機への進化

大量の小銭

5号機時代と同様に6号機時代も規制緩和を求める動きが活発で一定の成果を得ています。
2020年8月には一部の規制が緩和された6.1号機が登場しますが、ペナルティや演出の緩和が中心で射倖性を高めるものではありませんでした。
5号機の規制緩和では結果的にギャンブル性を高める機種が登場した歴史から、6号機以降は規制緩和に対するハードルも高まっているように感じます。

 

6号機が甘くない理由

6号機はコイン持ちがよくなった反面、一定ゲーム数における出玉試験をクリアしないといけないため、少量の払出しかない疑似ボーナスを搭載した機種が多いです。
なかには天井まで回して数十枚の獲得しかできないケースもあり、1万円を使って遊べる時間は増えたものの、1万円で味わえるハラハラドキドキ感が明らかに薄まりました。
高設定であれば着実にメダルが増えていく仕様が多いですが、低設定には勝ちがほぼ期待できません。ただひたすらメダルを飲み込む展開になりがちです。

 

6号機が甘くないのは出玉試験における規制内容の影響に加え、ユーザー離れによってホールが苦境に陥り、結果として高設定を入ることができなくなったことも関係しています。
結果的に6号機のスロットはミドルリスク・ローリターンの割に合わないギャンブルとなり、ユーザー離れに歯止めがかからない状況です。